ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

学習指導要領半減・・・は無理だろうけど、せめて3割減

ネットニュースを視ていると、学生を講師として活用したり、次年度の採用人数を増やしたりする県があるようですが、教育行政のオオモトは働き方改革を口にはしていても、仕事量が減るような効果的政策は出しません。平成時代は増加させた仕事量を現場に依存してきたので、今回も同じように考えているのかも知れません。行政側はとにかく教員を確保することばかりで、あとは現場の工夫に頼るような感じが相変わらず続いていくように見えます。

学校の人手は足りないので教員数を確保するのは大事なことなのですが、法的な定数が揃っていたとしても、モトモト残業アリまくりの労働環境だったのです。現在は教員が定数以下になってしまい管理職が授業をするなどのニュースが出てますが、そんな光景は定員割れの心配をする以前からあったので、今更感もあります。平成時代の学校を甘く見ているんじゃ無いかなぁ?

思い返せば平成の中頃で「誰か知り合いで教員免許持っている人いない?」的な呼びかけは既にあって、当時から補填教員不足は問題になっていました。だから、あのタイミングでの教員免許更新制度は明らかに失策でしたね。個人的には更新制度はサンセイなのですけれど。制度の設計ミスが大きかったと思っています。まず、制度が急に変更されたんだから公費でやりなさいよ!10万返せ(`ε´)

更新制度を止める時のあの言い方も政治家って感じで嫌でした。「ごめんなさい」とか「失敗でした」は一言も無く、「発展的○○」って公務員専門用語で制度変更しちゃうんだよね。教員不足に関しては、制度設計をした自民党も、実施時期に政権とったのに停められなかった旧民主党も同罪じゃないでしょうか?

 

医学部みたいなインターン制度は良い方法だと思います。学校でも園でも、子どもの成長に関わる仕事はやり甲斐があるので、それをアピールするのも良いことです。でも今までだって過酷な現場環境と言われる中で採用試験を受ける人ばかりだったんですよ?スッゴい意欲のある初任教員なワケですよ?そんな人たちがココロ折れて辞めて行っているこの学校環境を改善せずに・・・改善してない訳じゃないけど、根本的な改善ができてないから辞めたり療休になったりな訳でしょう?・・・環境が変わらずに人を増やせば、犠牲者が増えるだけです。

以前から「予算も人も増やさずにカリキュラム増やして、あとは現場任せ」な国の責任だと言ってきまして、「金をかけないならカリキュラムを減らしましょう!」と言ってきましたが、最近、ネットでもそういった意見がぽつぽつ見られるようになってきてます。そう云う方向に進んでくれると良いのですけれど・・・