ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

給料増やすよりカリキュラムを減らして

少し前に教員の特別手当を増やす記事が出てましたが、今度は給料自体の見直しもするような記事が出てました。これで教育界の人的資源確保が図れると思っているならホントに現場を分かってないんだなぁと思います。つくづく残念です。

以前、退職金で損をするのを避けるために早期退職する話がネットで話題になっていました。「教育者が金で…」みたいな批判的コメントがたくさん見られました。だから給料増やせば人は集まる?そんなことはないと思いますよ。

残業代をきっちりもらえていたら、給料倍近く行ってたなぁとは思います。でも、それによって縛られる時間や仕事内容のことを考えると、調整型の方が融通がきいていて良いと思うんです。まぁ私も古い人間になってしまったので、そう思うのかもしれませんけれど。

保護者相談の時間は今どうしているんでしょう?私が現役のときには保護者の仕事終わりに合わせた時間設定をすることもあったりして、退出時刻のことなんて後回しで考えてましたけれど。そこはバッサリ切ってしまうんですかね?

家庭訪問が無くなった辺りから保護者の顔が更に見えなくなっているように感じています。学校での面談に参加できない保護者は少数ではありますが、保護者が面談のためにどのように算段をつけているかを考える教員も少数ではないかな。

 

授業の構想を練る、なんて時間制限してほしくないと個人的には思うわけです。職場で考えるよりも地域に出てフラフラしていたほうがアイディアがでるとか…

先々「残業代が出るのだから〇〇の仕事を明日までにやっておいて」なんて命令も管理職から出るんじゃないかなぁ。

給料2倍になったとしても仕事量は変わらないのですから、病んで辞めていく人数は変わらないでしょう。金目的で割り切れる人は倒れることは無さそうですけれど、縦割り行政のような学校システム、学級運営になりそうですね。

終身雇用の時代ではないのですから、給料増えて、お金目的で教員になったとして、お金を貯めたら早期退職しちゃうのではないでしょうかね?結局、教育書として頼りになる人は端的に書くと「金より仕事」「金より子ども」思想の人になりませんか?

「金じゃなくて仕事」という教員が病まずに働き続けられる環境、これこそが子どもたちのためになると確信しております!

どこかの大学の先生も発信していましたけれど、「午前中で授業終了」くらいの勢いで学習量を設定するのが良いと思います。個人的には妥協して週25時間。国算理社生総合は午前に、午後を中心に実技系の音図家体と英語とか?低学年以外の音楽廃止とか。言いたいことは山ほどありますが、学習内容の見直しが急務でしょう。

そもそも受験を中心に据えた学習が問題だっていうのは、昭和の時代から言われているのに、その視点での変化ができなかったのは教育行政の一番の失敗じゃないかと思っています。