ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

学級担任制がなくなるのかなぁ

職員人事予想の3学期。職員室で同僚と次年度の学年予想をしたり管理職の動きを予想したりはしてましたが、自分の職場以外の動きには無関心で、実際の異動状況を知らないことが多かったなぁと。目の前以外の変化についていけてないので、誰がどこの管理職なのかは知り合い以外は分かりませんでした・・・知り合いでも分からなかったことも度々ありました。久しぶりにお目にかかった方が管理職になっているのを知らなかったり忘れていたりして、まぁまぁ失礼な言葉を発してしまっていた現役時代です。

退職してそこが変わったかといえばそんなことは無く。でも会話する機会もないので失礼になることもなくて被害は減っているかと思います。

人事情報だけは退職してからの方が入ってくるかなぁ。昔から喋るなと言われたことは喋らないタイプでしたが、今は話す機会さえもないので安心して伝えてくるのかも知れません。そういう人事情報を聞いていると、やはり人が足らないんだぁと思います。初任が相当数入りますが、近年若い層の退職も増えているので苦しいと思います。

先日も奨学金についての教員優遇案がニュースになってましたが、「また金かぁ」と思いましたね。経済的な優遇措置で解決するほど学校BLACKの問題は甘くない。金が全てだと思っている人たちが考えているんだろうなぁ。カネも大事ではありますが、それ以外の方が大事でしょう、今の事態は。先も見えていないのだろうなぁ・・・

 

そんな中、西日本で「学年担任」形式の新たな形がスタートするようですね。報道によれば3学級を4人で担任を月ローテーションするとか。金絡みの対策より期待はできるかも知れません。責任が分散するので気持ちが楽になるかなぁ?35人学級だとしても最大105人。1年に100人相手かぁ・・・。学級編成は既存通りで担任を一ヶ月交替にするのかなぁ?一ヶ月かぁ・・・。子どもサイドで考えると、合わない先生がいても一ヶ月我慢すると変わるのは悪くないかもしれません。

色々考えると利点も多そうな気もします。教員の負荷軽減、教育の質の均等化、対児童コミュニケーション確保などなど。

でも私にはちょっと無理かなぁ。100人を相手に1年って私のキャパを越えてる。1ヶ月ごとに対象が変わるのも対応が難しいです。せめて半年以上じっくりと向き合って集団づくりに取り組みたいです。私は時間をかけないと子どもとコミュニケーションとれないし。利点を活かせないタイプですな。

4人担任が「特徴は違えどプロ集団」というなら問題は発生しづらいと思いますが、一般的な学校で取り組めば、普通に力量差が仕事量差につながって、チーム内不和とか、力量の高い教員から倒れていくとか起こりそうですねぇ。

「学年経営」は今までもありましたが、これまで以上に力関係で運営方針が決まりそうな気がします。メンバーみんなが同じ道を考えている訳じゃないので、声の大きな人が勝つみたいな事が起きなきゃ良いのですが・・・経験の長い人が主導権を握ると経験の浅い人の思考が反映されにくくなって、余計に教員離れになるかも知れません(T_T)

「みんな同じに」って強要する学年主任さんをよく見ましたが、そうやって個々の思考を封じることで試行場面がなくなり、日々の教育実践に新鮮味がなくなり、教材研究力が低下すると共に先々新しい教育を生む力も弱くなるのでしょう。受容感の高い経験者が多ければ良いのですけれど