ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

頑張ってねぇ~ は禁句かも

久しぶりの現場のお手伝い。ほぼマンツーマンで数人の子どもと一緒に活動しました。その内の1人がプリント課題に取り組む時に「頑張る?頑張る?」と云うので、休憩を要求しているのかしらん?と思い「ココまでで止めますか?」と声をかけると、結構強い反応で「やります」と返ってくるので、「じゃあ、頑張ってみよう」と声をかけました。

20世紀の頃は、精神論的な発破のかけ方をしていた事もあったと思うのですが、自分としてはミレニアムの辺りから「頑張れ」を使う場面が変わったように思います。「頑張っている人に頑張れと声をかけて逆にマイナス」的な話をアチコチで聞くようになったのがこの時期だったかと思います。

その内「頑張れ」を使わなくなり、その後に使うようになった時には、根拠と具体的指示と見通しを言った上で「だから頑張れ」的に変わりました。集団指導の意欲喚起場面で「頑張ろ~」は結構言っていた記憶もありますが、やっぱり頑張る意味を説明するのがパターンだったように思います。

 

担任を外れて、クリニック的な支援に変わってからは、子どもや状況を踏まえて「頑張れるところまでやってみようか~」「頑張らなくて良いよ」とか言っていましたが、一番使っていたのは「今できる所までやってみようか」かなぁ。

「今」ってのがポイントで、いつもは出来るけど今日は出来ない、とか、教室では出来ないけどココならできる、とか・・・

ココ10数年で、教員へも「頑張らないでね~」と声をかけることが増えて来ました。ブラックと言われる職場で「十分頑張っているんだから少し気を抜きなよ!」「毎日そんなに気を張ってやってたら保たないよ?」「そこを頑張ってもあまり効果ないと思うんだけど?」などなどと相手によってですがまぁ色々なモノが含まれます。勿論もっと頑張って欲しい人もいますが、本人的には頑張っている人が多いし・・・多少気を抜いて仕事をしても、それなりに結果を出すのが職人じゃないかなぁという思いもあります。

でもまぁ慣用句になっちゃっている部分も有りますね。特に昨今の教員不足の中で頑張っていられる先生たちにはやっぱり「頑張ってください」と思ってしまっている訳でして・・・