ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

生活科でザリガニを飼育していましたけど・・・

今月に入って、条件付特定外来生物と云うのが登場しました。環境省のHPをリンクさせておきます。

生態系被害防止外来種ピックアップ | 日本の外来種対策 | 外来生物法

昭和初期に食用のウシガエルの餌として海外から輸入されたアメリカザリガニは、繁殖力が非常に強い上、魚や水中の昆虫の餌となる水草を食べたりかみ切ったりして固有の生態系を脅かす存在である、という指定理由です。

普通の特定外来生物では
・飼育、栽培、保管及び運搬することが原則禁止
・許可を受けた者が、許可を持ってない者に譲渡し、引渡しなどをすることが禁止
・野外へ放つ、植える及びまくことが原則禁止
・販売の禁止
・許可を受けて飼養等する場合、定められた「特定飼養等施設」内のみで飼養

となっていますが、アメリカザリガニは、捕獲、飼育、無償譲渡はOKになっています。

 

生活科の授業で定番になっていたので、ドキッとしましたが、リーフレットを読んだ感じでは、管理がしっかりしていればそれほど神経質になることもないかなぁと。

・生活科授業の野外活動などで捕獲するのは問題なさそうです
・活動中のキャッチアンドリリースはOK
・捕獲とは別な場所でリリースするとOUT
・捕獲後に教室で飼育するには飼養等基準を守る必要があります
・学級終了時に子どもへの譲渡が難しくなった印象です

留意する所はこんなモノかと思います。飼養等基準のリンクを貼っておきます。

アカミミガメ・アメリカザリガニの飼養等基準 | 日本の外来種対策 | 外来生物法

放流が禁止されているので、逃げないように飼育管理できればOKという事ですね。学級解体時に飼育したい子どもにあげたりしていましたが、そう云うことが気軽に行えなくなりました。家庭での飼育管理について確認しなければいけません。管理状態が悪くて逃がしてしまうと罰則がアリそうで恐いです。

 

外来種と侵略的外来種とは扱いが違う訳ですけれど・・・日本固有種だってシカやイタチやイノシシなども獣害次第で駆除対象になりますし、結局そう云うことかなぁとも思ってしまいます。

孟宗竹が外来種だと知っている人はどのくらいいるのでしょうね?来日したのは江戸時代アタリで、シロツメクサと同じくらい?の在日歴。在来種と思っていたクサガメも同じくらいじゃないかと言う人もいますね。放置された竹林の害が話題になり始めているので、その内孟宗竹は特定外来種に指定されるんじゃないかしらん?

国内外来というのも問題なんだそうで、国内他地域から持ち込んだホタルやメダカの放流をして、地元のDNAを持つ固有種が交雑するのも問題だそうです。

外来種の問題って昔からTV番組でも度々採り上げられています。固有種の保護を前面に出されると否定しにくいのだけれど、昔っから何か違和感があるんだよなぁ。生物多様性保全というのはよく分かるのですが、固有種交雑は危険なんて云うと明治の北海道開拓民とか昭和のブラジル移民とかは否定されてしまいませんか?