ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

結界の外で

自分が支援や心理について学ぶ中で、自身の特性について考えることが多いです。支援教育の講義を聴講する度に、「あ~これ当てはまる」ということが結構あって、ネットの自己診断サイトなんかやってみるとかなり濃い特性がでてきます。心理師の勉強をしている中でも同じで、自分に当てはまるような事例に出会っては、「そっか~」となるわけです。

自分の特性が解ると、過去の行動を振り返った時に「あんな風に考えていたのは、こういう特性が背景にあったからかも」と納得できます。まぁ同時に落ち込むこともあるのですが・・・。自分にとって支援教育を考えていくことは自身の特性を考えるきっかけになったし、今も心理系の勉強をしているのは、自己支援をして少しはマシな社会人生活を送るために必要なんだなぁと思っています。

 

古い友人にこういう↑モノを作る紙工作作家がおります。十数年前、支援学級担任だった時に彼の展示会で再会して、その場の盛り上がりをきっかけにゲストティーチャーとして授業に協力してもらったこともあります。そしてまた何年も会っていなかったのですが、コロナ体制も少し緩和傾向だし、体調も悪くなかったので大河を渡って会いに行ってきました。

今はこういう↓モノを作る人になっていました。

店を開いたのはネットで知っていましたし、メールも受け取っていたのですが、なかなか行けずにいました。紙工作は勿論手作りなワケですが、このカレーも同じだなぁと。十数年前に一緒に授業を考えた時、「手」について熱く語っていました。手を使わなくなってきている生活への危機感。手の大事さを活動の主軸にした図工。懐かしいです。

当時もウチで料理を作ってくれたりしたのですが、味は良いし、手際は良いし・・・そうそう、全く散らからずに調理をするって凄いなぁと思いました。調理実習の指導でそんな視点を持ったことはないよ~。なんか久しぶりに材を味わって食べた感じです。日頃の食について反省しきり・・・色々話が反れていますが、こだわりある手作りカレーを食べさせてくれるスープ屋さんの料理人です。

 

昔、さだまさしさんの『距離ディスタンス』という曲が好きで、よく聴いていました。最近、「人との距離感」というWordによく出会い、その曲を思い出しています。距離感が難しいって本を読むと自分に納得してしまう事が多くて、自分の社会性の特性を上手く表してくれる言葉だなぁと思います。近すぎたり遠すぎたり混乱したり・・・関係が複雑になるとどのレンジで接したらイイか解らなくなったり、長期間空いた状態からの再会場面で迷ったり・・・割とありがちに聞こえるとは思うのですが、言葉や態度に出ているし、固まり具合が酷い。

でも、そういう事を考えずに普段通りに関われる人がいてくれて環境的に非常に助かっていて、何とかなっている訳です。場を引っ張ってくれたり、放っておいてくれたり、待ってくれたり、色々な人がいるわけですが、この料理人さんはカウンセリングマインドみたいな?過去と未来と今の話をしているうちに結構な長居をしてしまいました。

https://www.instagram.com/hannasouponecafe/