ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

ゴーレス

相変わらず終わりの見えない整理活動です。小さな段ボール箱から書類に混じって本が数冊出てきました。その中に1992年発行の琉球王国の本がありまして、ついつい読んでしまって日が暮れる・・・

 

教材研究で買ったのだろうと思います。日本史を教えるのに、アイヌ史や沖縄史が薄すぎる気がしていて、どうにか入れ込みながら授業ができないモノかと思っていました。学指の歴史分野に神話が入った時にも、記紀の神話を扱う意味が理解できず、アイヌ神話や沖縄神話も一緒に紹介しました。神話に国造りが反映されているとしても、小学校の歴史で扱うべき事なんでしょうか?

例えば「因幡の白ウサギ」ですが、この話も出雲勢力と越勢力の政略結婚の話?とか考えますが、そこまで考えるの?「海幸山幸」は皇祖の話になる訳ですが、兄の海幸が隼人の先祖になって、弟が天皇家につながって、長男が家系を継いでいないから末子相続だったかも?とか?

神話は神話として考えてくれないと・・・扱うなら道徳でしょう?

自分はシュリーマンの話と天岩戸、オキクルミ、アマミクの話をまとめて10分くらいでしてました。記紀は古墳が調査されないと「真実は闇の中」です。

 

本には琉球王国を中心に沖縄の歴史が書かれている訳ですが、その中に「ゴール人」というのが出てきます。16世紀東南亜細亜で日本人或いは琉球人がその様に呼ばれていたとか。「ゴーレス」でネット検索すると出てきます。外から見た昔の琉球人or日本人というのが面白いです。

琉球王国史を見ると、南北朝どころでなく別国家だなぁと思います。日本は単一民族国家と発言して話題になった政治家がいましたが、トンデモナイ。

島津家の侵略・・・コレは侵略ですよねぇ・・・以降は島津家の支配下に置かれる訳ですが、奴隷化してますねぇ。日本には奴隷はいないと聞いていますが、コレはどうなんでしょう?サトウキビ農奴

アイヌ社会をどうとらえていたのかって難しいと思いますが、教科書には交易相手にアイヌが挙がっているので、外国と同列に見ていたのかなぁと。最上徳内間宮林蔵なんかが探検に行くのが18世紀。あまり関心がなかったんだろうね。

日本史って云うなら、中央史だけでなくちゃんと地方も網羅しないとさぁ・・・なんて思うのは少数派ナノでしょうけれど。