ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

戦争単元

終戦から77年ということで、メディアの戦争色が薄くなったなぁと思います。TVは見ていませんが、外で新聞を見たら、地上波TV番組欄で戦争関連はNHKに見られただけです。民放では特番もないし、普段通りのProgramです。ネットニュースも終戦関連の記事はそんなに多くないかなぁ。夏休み記事とこの間の台風、そして与党支持の宗教団体といった記事に持って行かれている感じがします。

「戦争=夏」という図式はあまり好きではありませんが、原爆&終戦というイベントにお盆が重なって、おそらくかつては、戦死された方のお盆と云うような空気があったんだと思います。

「最早戦後ではない」という言葉はいつ頃聞いたのか?ちょっと思い出せませんが、こういう流れを見ていると実感します。

 

戦争単元なんて言い方があって、社会科の歴史だけでなく「ちいちゃんのかげおくり」「ひとつの花」「たこになったお母さん」なんかが国語の教科書に載っていました。教材研究のために博物館や昭和館へ行ったりしました。

小学校で家族への戦争体験聞き取りが難しくなったのはいつ頃からだったかなぁ。ミレニアム過ぎでも戦前生まれの祖父母や曾祖父母に取材できるという子が何人かはいましたがね。昔々は親に戦争体験を取材するのが冬休みの宿題でした。

湾岸の時に高学年を担任していて、ニュースをライブで観た後に話し合い活動をした事がありました。今のウクライナ戦争と同じで「今現在の戦争」を認識はできますが、なかなかそれ以上の事は難しい。箱の中の戦争ですね。そういう点で家族の戦争体験談は貴重だなぁと今更ながら思います。

でも、最早昭和も歴史の彼方・・・そんな感じがします。

帝国時代以降が貴族政権時代や武家政権時代と違うのは写真や音源や動画の存在でしょうかね。残っていいるモノで伝えていくしかないんだけど、時代が新しい分量はあるハズなんだよね。日本軍の陣地跡なんかが地域にあってもナカナカ扱いが難しい。疎開史料なんかは市史にも載っていますが、そこまで手を出す人もあまりいない。

歴史単元自体の時数も減ったし、サラッと流すような感じにならざるを得ないのかなぁ。この辺りにも世相を反映している感じがします。