ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

話し合い活動のサンプル

電車に乗ってないなぁ。タダ券もらっても使わない位に避けてます。車ばかり使うのでラジオを聴いている時間が多くなり、国会中継を聴く機会も増えました。

昔から思ってはいましたが、国会って子どもに聴かせるのはどうかなぁと。遠足や社会見学で国会へ行く事もありました。地元の国会議員さんがお話ししてくれたり、滅多には入れない場所を解説付きで見せてくれたりするので、学習にはなります。でも、議事進行の様子は見せたくなかったし見せなかったなぁ。まぁ国会って討論というより発表会なんでしょうけれど。

大きいのはヤジですね。ヤジっていうと軽い感じはしますが、不規則発言ってつまりルール違反じゃないのかなぁ、とか。

情けない事に「ヤジっている方はまだマシなんだ」と思わせてくれるのは、寝ている方がいらっしゃる事ですかね。いわゆる内職していらっしゃる方もいるようですよ。議事に関心がないって事なんでしょうね。

地方議員の様子がメディアで沢山流れていますが、インタビューで寝ていた事を悪いと思っていない応答をする議員が結構いる事に驚きますし、「他の議会や国会でも寝ている人が沢山いるでしょ」という内容を返す姿も流れてきます。問題になっても再選すればOKだとか・・・子どもには見せたくないなぁ。別にきれいな部分だけを見せようという訳ではありませんが、そんな情報ばかり与えていたら政治参加に関心意欲なんか持てませんよ。

随分前ですが、地元の市議会が議会の様子をライブ配信するようになりました。子どもと一緒に視聴した事がありましたが、幸いな事に地元市議は皆さんちゃんと進行していました。良い自治体だなぁとそれだけで思ってしまいます。

 

話し合いといえば、TV番組でも結構ありますけれど、昔よく見ていた深夜帯の「朝までなんとかTV」みたいなのが多くて、人の話は聴かないで主張の応酬というイメージしかない。お互いの主張を聴きたいのだけれど、声の大きい方、言い方の強い方、早く言える方が勝ってしまう。どっちが正しい?なんて結論は期待していませんが、双方の視点は知りたい。でも主張内容ではない所で「勝負」している感じがして・・・好みではないし、話し合いのサンプルにはならないなぁ。

ディベートの技法として、どうかなぁ?と考えた事もありますが、勝負感は悪くはないのですが、とにかく「自己主張して聴かない」姿が多いので、私が育てたい姿とは違うなぁと。「要するに」と言った後が長くなる人が多いので、技法としてもどうなのかなぁ。「要するに」と言って「もう終わるよ~」と見せかけて喋っているなら、頭は少し良いのでしょうけれど、それって話し合いじゃないし。

教材になりそうな討論番組ってないかなぁ。でも、もしかすると、主張ばかりの討論が日本国の考える「子どもが目指す姿」になっているのかもしれません。社会がその状態なら、そこで生きる力を育てるのが学校だもんなぁ・・・私には難しいです。