九州の唐揚げ1こ給食が盛り上がってしまっていますが、画像を見ても問題になる理由が分かりません。
担当者は1食400円台で日替わりメニューを考えています。しかも栄養バランスや摂取カロリーも毎回計算して考えた献立です。そこが損なわれているなら苦情対象でしょうけれど、ニュースを読むと見た目だけで盛り上がっているようです。見た目も大事ではありますが、優先順位としては(価格>栄養とカロリー>見た目)でしょう。文句を言っている人は実際にメニューを考えてみてほしいね。現役時代を振り返ると、栄養教諭の方々はホントによく考えておられました。
見た目の良さを必須に考えるべき、と考えている人は学校や教育委員会に文句を言うのではなく国に言った方が良いかな?と思います。
無償教育を謳っている小学校でも給食は有償です。
現役中から思っていましたが、義務教育は無償ではないです。確かに教科書と授業料は無償ですが、教材費や遠足代などの徴収があって実質的には有償教育です。これって憲法違反になりませんかねぇ?給食費については色々な考え方がありますが、今世紀に入った辺りから「国が負担すべきだ~」とぶつぶつ言ってました。パブリックコメントみたいなヤツで無理矢理関連づけて書いたこともありました。
かつて、民主党政権の辺りだったと記憶していますが、こども手当が始まった時にも「そこを改善するなら、まず給食費を無償にして!」とぶつぶつ言ってました。
給食費未納問題が全国的に広がっていた当時、なぜそちらが優先されないのだろう?と政治不信が高まってしまいました。ブラックな職場という言葉はありませんでしたが、当時も勤務時間超過が日常化している職場だったので、給食事務がなくなるだけでも負担減を期待できたのにねぇ。先読みだけでなく現況認識もできてなかったんじゃないかしらん?
当時、給食無償を職場で言っていたら先輩教員に反論をされました。「お金を払わないとありがたみが伝わらない」という主旨でしたが、正直???です。
20世紀の頃は給食費は集金袋でこどもが持ってくる形でしたので、まだ実感はあったと思うのですけれど、銀行振り込みで何を感じれば良いのだろう?
集金する度に「給食が食べられることを感謝しましょう」的な指導をしていたのかしらん?私はやったことはありませんが、やっていた人はいそうですねぇ。
当時の議員さんの中にも無償給食を言っていた方もいましたが、残念ながら地区教組が推していた人ではなかったですね。そもそも地区教組推しの候補以外に投票することの方が多かったなぁと。
今の消費減税やガソリン税なんかの問題もそうですけれど、本質的な部分を政治家って避けるよね?義務教育は無償だって言うなら、その方向で整備していかなきゃいけないんじゃないの?税金も教育もシステムを見直すことなく「手当でごまかす」手法でその場しのぎの選挙対策で騙されているんじゃないかしらん?