「文字には不思議な力があります」と説いたのはトリックの山田里見さんでしたが、言葉を発することにも言霊という不思議な力があります。森本レオさんが演じていた犯人が言霊テーマだったような・・・そこまで大げさなことではないのですけれど
「健康のために一駅歩きましょう」という言葉を初めて聞いたのは90年前後でした。当時から不健康体型でありましたので、これは心に響きましたね。メディアは都会中心思考なのですが、番組を地方で見ていた私は周囲から「あれは首都圏の話だよ」と説明が入るまで、言葉の通りにとらえておりました。当時住んでいた信夫山の麓から一駅分南へ向かうと5kmちょい、北へ向かうと6kmくらい。歩く気持ちはあったのですが時間の余裕を持つことはできませんでした。
あれから30余年、首都圏?に住んでいるなら可能でしょう?と。昨日見た夢に当時の光景が出てきたし、時間的に余裕もできたのだし、天気も良さそうだし・・・一駅先には定期的に通っている病院があります。
ちょうど通院日なので、歩きました5.7km。立腰に気をかけたり難波歩きに挑戦してみたり足裏を意識してみたり・・・歩くだけでも奥深いモノがあります。ほとんど国道を歩いた感じで、3km地点で小休憩してちょうど90分でした。汗だらけでしたけれど。
診療後も歩いて帰ろうと思い歩き出したらお腹が鳴ったので通り道にあったカレー屋さんに入ってしまい
期間限定「炭火焼きチキンと和の出汁カレー」をサービス券でいただき満足したところで再出発しましたが、2km弱歩いたところで心が折れてしまいました。自宅から1kmちょいのバス停までバスに乗りました。
甘いものがほしくなって体に良さげな食べ物を買ってみました。
せっかく歩いたのにね。何か台無しにしてしまった感があります。
首都圏と言えば首都圏な場所なのですが、これを毎日の通勤でやれんのか?と言われると私には難しいなぁ。そしてアラタメテ東京中心、都会中心の報道のあり方にストレスを感じたのでありました。