ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

サンタクロース問題

在勤時の荷物整理を始めると、懐かしいモノが色々と発掘できるので、その度に手が止まり作業が進まないのです。以前、受け持っていた子が同僚になり、当時のテストをまだ持っていると言われた時にはドキッとしましたが、その子のお母さんから当時届いた手紙が出てきたので、機会があったら見せてみたいです。

その学級が低学年だったこともあり、その年のサンタクロース論争が結構印象に残っています。

その年は、富士山麓サティアンからハルマゲドンを企画した宗教団体が社会を騒がせていたので、低学年なのに(低学年だから?)その宗教に関わる言動がよく見られたことを覚えています。いやぁ、メディアには学校教育はカナイマセン。

 

学級担任に限りませんが、サンタクロースはいる?いない?って子どもから聞かれて答えに困りませんかねぇ。家庭の方針でそれぞれ対応が違うんですよね、当たり前ですが。宗教に絡んだ事例は経験していませんが、各家庭で育成ペースの違いがあるでしょう?その年齢で夢を壊して欲しくないって主張があれば、現実を教えるべきだって主張もあります。どちらの声も保護者から聞いたことがあります。

実際に北欧でサンタクロースをやってくれている方がいらっしゃり、お手紙を出すと返事が届くので、助かっていましたが・・・。今ドキの先生はどう対応するのでしょう?

日本のクリスマスは宗教色が薄いので、聖誕祭の意味も知らない人が多いんじゃないかと思います。「なんか知らないけど、昔っからサンタクロースが子どもにプレゼントを配布する日」っていう。キリスト教信者がどのくらいの割合かは知りませんが、信者の方はミサに行くでしょう?信者以外で盛り上がっているとしか思えないんですけれど。

日本の場合は宗教関係無しにお祭りなんじゃないかと思います。最近見なくなった正月の獅子舞に代わって年末のサンタクロースみたいな?宗教学の分野じゃなくて民俗学だよなぁ。その内、サンタクロースも消えてしまい、単にプレゼントする日になるんじゃないかしらん?日本だったらアリそう。

ちなみに個人的に色々な宗教は好き?なんですけれど、多くの日本人と同じように自分も無宗教的な生活してます。理屈はこねますが。