ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

体育でマスク無し という方針が出るそうです

振り返れば一斉休校が3年前の2020。その後、人数を分けた登校などがあって、今に近づいて来たんだなぁと思うと、結構時間をかけています。その位の慎重さが当たり前だと思いますよ。休校開けの時期は運動会や遠足が出来なかったりもしていましたが、復活してきていますね。

2020の後半からあちこちの小学校にお邪魔させてもらってましたが、割と早い時期から距離を取れない子はいたし、マスクが意味無し状態の子はいたし。人数が数%だったのが増えていって逆転している、という感じでしょうかね。

教室の広さは3校で測って6m×6mの36㎡。45人学級時に作られているので、単純に1人当たり0.8㎡になります。実際には黒板から座席まで舞台の距離をとるので、もっと少なかった訳です。

舞台を考えると30人学級で1㎡という計算になるでしょうか?それでも通常、黒板までの距離が1mって、近すぎるのでもっと距離をとるんじゃないかと思うと、30人学級でも1㎡は取れていない計算ですね。

物理的に距離をとるのは難しい訳です。

でもそういう理屈をこねなくても、子ども同士の距離は取れていません。

参観した教室がほぼほぼ落ち着いていないこともあるのですが、低学年は結構早い時期から、「顔はマスクにかかっているけど普通の状態」でした。「お友だちと距離をとる」この辺りの指導は難しいですねぇ。定型発達の子でも、先生が指示したからってその通りに行動するのはレベルが高いです。1年生の教室で「1mはなれるんだよ」と声をかけている先生を何人か見て、1mを習うのは何年生?とかは思ってしまいましたが・・・この機会に1mを意識させられれば「生活算数学習」で良いのですが、そんな感じにはなっていないみたいでした。学級の色も影響しますが、高学年になるほど守られている場面が増える感じですね。まぁ全部は無理ですが。中高生も登下校の様子を見ていると似たようなモンかな?と思ってます。

と云う訳で、体育でマスク無しと言われても、今更感を抱いてしまうのです。

 

それはそれとして

10年前の放射線で「安心と安全を分けて考えてることが大事」と言っていた人が政府にもメディアにも沢山いました。安心できないという人々に「科学的に安全が確認されているから大丈夫!」みたいな?最近ニュースで採り上げてくれないけど現在進行形の除去水だって同じだと思うんですが。

covid-19については科学的に安全が確認されているのでしょうかね?この場合virusの解明がどこまでされているかって事になると思いますが、「研究中」ってことが結構出てくるんで気になります。

「日本は被害が少ない」「重傷者の数が減った」なども統計なので科学的ですが、それって人々には安全じゃなくて安心の説明じゃないのかなぁ。「多くの人が大丈夫」みたいな?でも少なからず被害者が出るのは仕方が無いっていう事じゃあないのかしらん?政治とか社会ってそういうモノなのかなぁ。

教室は小さな社会ですが、自分の教室がそういう理屈で動いていくのは嫌だなぁ。できないモノはできないんですが、少なくともできることはやってから「仕方ないねぇ」となって欲しいな。少数を切り捨てる方針で学級経営は出来ないと思うんですけど。

基礎疾患のある人は重症化しやすいって今も言われています。学級では少数派になる訳ですが・・・一律に「マスクしなくていいよ」となると、「政府の方針です」とアタリを強くする人も出てきたりします。そう考えると今回、体育という場面をつけたのは良いやり方なのかも知れません。安全の根拠がもっと欲しいですが。