ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

係活動

相変わらず荷物整理の終わりが見えないのですが、それでも積み重なった紙類の7割方は減りました。退職して21ヶ月経過しているので、今のペースだと9ヶ月後に片付くのかな?

今日は学級経営案を数枚発掘しまして、見比べて思い出したりして徒然していました。運営じゃなくて経営なんですよね。経営は「事業の目的達成のため、継続的計画的に実行すること」で、運営は「組織を動かすこと」なんですけど、学級経営と云ってます。経営だからと云っても収支がある訳ではありません・・・あっても良いような気はしますね。「子どもをどこまで育てたか」とか?具体的には「2学年の遅れを半年に縮めた」とか「忘れ物を減らした」とか?

学級経営とは?と文科省のサイトを調べても出てこないのですが、初任研研修内容の例の中に内容などが書かれています。少し抜粋してみます。

初任者研修目標・内容例(小・中学校):文部科学省

・学級経営の内容(学級目標の設定、好ましい人間関係や集団づくり、学習指導、生徒指導、教室環境の整備、保護者との連携、各種学級事務など)の理解
・学級経営案の作成に当たっての留意事項(学級の実態把握、個々の児童生徒の状況の把握、実態に即した課題の見定め、学校の教育目標に即した学級目標の設定、具体的な構想や手だての明確化)などの理解
・学級経営案の活用と評価(経営案の実践化や評価の工夫、学級経営案の修正・改善など)の理解

運営でも良さそうなモノだと思いますが、継続とか計画などが重視されているイメージでしょうかね。

 

発掘した経営案を眺めていて思い出したのが、係活動のことでした。係を決める際に学級会形式で決めていくのは、自分の教室ではありがちな風景でした。係の内容や名称、人数などですね。2校目の後半辺りから自由さが増してきて、兼任や新規作成が頻繁になりました。係と当番の分け方も色々試行錯誤していた感じでしょうかね。

3校目で係の無い教室を提案して数回チャレンジしています。「ルールが少ない方が集団として質が高い」という話と「その日の気持ちで出来ることは変わる」話をして、目標にしていた「出来ることは自分で、出来そうなことはやってみて、出来なかったら手伝ってもらう」とを合わせまして、「学級みんなでカバーし合えば、係いらないんじゃない?」と。最後の試行では結構巧く回ったんじゃないかと思っています。

係がなくても巧く回っていたのに止めた理由は、評価に係活動の記入欄がありまして、当時の私はそこに抗えませんでした。子どもに納得してもらえる理由づけをして学期末になって係を作ったのでした。でも、今考えれば子どもの印象に残っている仕事をその欄に記載するだけでも良かったかなぁ?と後悔しています。