ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

power harassment

これも試験対策で色々事例を見てきました。和製英語だそうですね。厚生労働省のサイトに資料があったので、そこから書き抜きしますと、

・優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
・業務の適正な範囲を超えて行われること
・身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること

こういう要素を満たすものをパワハラとするのかぁ、と。優位性を利用して適正範囲を超えて苦痛or職場環境の悪化。あらためて振り返るとよく見てた風景という感覚なんですねぇ。システム的には管理職とグループリーダーくらいなのですが、色々なパターンの上下関係が職場にはありましたから。年齢とか経験とか立場とかというよりは「人」とか「関係性」なのかなぁと思います。

具体的な行動も示されていて、

・暴行・傷害(身体的な攻撃)
・脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言(精神的な攻撃)
・隔離・仲間外し・無視(人間関係からの切り離し)
・業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害(過大な要求)
・私的なことに過度に立ち入ること(個の侵害)
・業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと(過小な要求)

業務上不要なこと、と言えば飲み会の幹事なんかが入るのかしらん?とか、遂行不可能なことの強制、なんかは、自己評価と他者からの評価が違っていれば普通に起こりそうです。仕事の妨害も判断が難しい時がありますねぇ。

暴言とか隔離って、あからさまでなければ結構あったという記憶です。幸い受容してくれる同期や先輩や後輩が誰かしら近くにいてくれたので何とかなっていましたが。そもそも精神的苦痛の感じ方は個々に違うでしょうから、「パワハラ行為を行う側」には色々考えてもらわないといけませんねぇ。元々、そういう事に鈍感であることが原因の一つなのですから。

社会的な空気感もあると思いますし、前世紀のスタイルが染みついている人は気づくのが難しいでしょうし。昨日の総裁選挙なんかを見ていると、パワハラっぽいなぁと感じてしまう場面が多くて…。派閥リーダーなど一部実力者には優位性を背景にしているし、本来の議員の業務って立法行為なのだろうし、派閥政治は政治環境にとって良いものなのかしらん?「云う事聞かなきゃ出てってもらう」的な言い方も。まぁでも派閥に属するのが自由意志ならちょっと違うかな。でも、それぞれが選挙で選ばれている人達なのに序列があるのはおかしくない?パワハラを減らそうと思っている人は今の政治家にはいないんじゃないかしらん?少なくとも自分の行動で示そうという国会議員はいないんでしょうねぇ。