ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

牛歩乃千里

今年も残す所2ヶ月。このくらいの長さだとシックリきます。気持ちに焦りがあるせいか、今年は6月くらいから「今年もあとこれくらいかぁ」みたいな感覚です。

一昨日、30年ばかり会ってない14歳以来の友人からメールが届き、中に「上手くいかなくても、できる事を数えて頑張っていこう」というフレーズがあって、じ~んとしました。

やりたい事は沢山ありますが、できるコトからやらないと。今月から起業!の予定は夏に状況が変わってしまったので、あらためて計画を練り直して延期。そうこうしている内に年金システムが変わりそうなので・・・全く先が読みづらい!

とりあえず、お金のかかる事は来年回しで、やりたかった事の内、お金のかからない所から取りかかる事にしました。HP作りを中心に+αで様子を見ながら。どっこまでやれるかなっ。

5年間の生活設計を立てていたのですが、予定外の事で崩れてしまったので何とかしないとなぁ。でもこのご時世。全体的に狎れた感じはするものの、まだ発熱やマスクについて完全緩和にはなっていません。今日だってちょいとスーパーで咳き込んだりしましたが、視線が痛いですもん。そうなると普通に難しいなぁ。

20代の頃に達筆な教頭先生に書を頂きました。本番用でなく、練習で書いたモノをおねだりしたのですが、そこに書かれていた「牛歩乃千里」という言葉に惹かれました。若い頃は其程でもなかったのですが、通級担当した辺りから頂いておいて良かったなって心の底から思う事が多いです。額に入って変色した書を玄関で見てから出勤すると、ちょっとリラックスできます。ゆっくりでも良いんだと・・・

一休宗純という室町時代の禅僧がいるのですが、子ども向けの伝記本にも出てくる話で「正月は冥土の旅の一里塚 めでたくもアリめでたくも無し」って歌とシャレコウベを杖に載せて正月の町を歩くってのがあります。このシーンをアニメでもやったのは子供心に少々驚きました。あれを見て、このエピソードがより深く印象に残ってしまっているのかも知れません。

子どもには、正月は区切りとかリスタートとか色々と印象づけていますが、自分自身は随分前から「年度途中の期間」という意識の方が強くなってます。なので、正月が一里塚なのではなく、多分やりたい事のひとつひとつが自分の一里塚なのでしょう。やりたい事が全部できたら千里?

そう考えると千里歩けるのかなぁ。今年の焦りって多分そう云う背景なんだと自己分析してます。