門松は 冥土の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし
一休宗純さんの歌とされています。好きな歌というとちょっと違うのですが、若い頃から気に入ってはいます。同時期に好んで読んでいた徒然草の匂いがした、と当時は思っていました。
数え年の世界は知らない世界ですが、「元日=日本国民オール誕生会」という状態ですから、昔の京の街は渋谷交差点並みにフィーバーしていたのかもしれません。室町時代は平均寿命が十代だと云う事で、子どもの死亡率も高かったと聞いてます。特に子どもが一つ年を取ることは、今よりめでたさも大きいモノだったでしょう。
一応「めでたくもあり」と書いてあるんですよね。
昨日より今日は1日だけ死に近づいているって誰が言ってたんだろう?まぁそういう事ですよね。浮かれてばっかりで良いんですか?みたいな。みんなが同じように浮かれている事への警鐘なのかもしれませんが。
門松は 冥途の旅の 一里塚 馬駕籠もなく 泊まりやもなし
という歌もあります。一休宗純さんのモノと云われています。こっちの方が良いかな?何か旅感が出ていませんかね。昔、松山千春さんが「人生の空から」という歌を出しましたが、人生=旅なんですね。
乗馬して急ぐ事はできないし、駕籠に乗って楽もできない。かといって、休むこともできないのが人生、って感じでしょうか?う~ん、私は休んじゃってますけど……
人生=旅と云えば
人の一生は重荷を負ふて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。
なんていう言葉も思い出したりします。うんうん、私は急いでいませんよぉ(^▽^;)