ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

ムーンショット

都市伝説モノの動画を見ると、すぐに情報元を確かめたくなってしまいます・・・情報教育の基本ですね。今回は↓

ムーンショット目標 - 科学技術政策 - 内閣府

気になったのは目標1、目標3、目標7、目標9です。目標1の中に

・2050年までに、望む人は誰でも身体的能力、認知能力及び知覚能力をトップレベルまで拡張できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を普及させる。
・2030年までに、望む人は誰でも特定のタスクに対して、身体的能力、認知能力及び知覚能力を強化できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を提案する。

と書いてあります。そういう中での学校ってどうなるんだろう?

児童レベルで考えて、身体・認知・知覚の分け方は良いとして、特に認知面は大丈夫でしょうかね?メカニズムが解明されてきているんだろうけど、全解している訳ではないし・・・そこまでには解っているって事なのかな?そう思って目標の7と9を見るのですが、発達障害については、認知症がちょっとかすっている感じなのかなぁ?

そして目標3です。色々な事をAIが行なっていくとなると、人は何を優先的に学ぶべきなんでしょう?

昔「Idiocracy」という洋画が「26世紀少年」という邦題でレンタルされておりまして、タイトルに惹かれて借りて視ました。目標3だけ見てると、ちょっと頭をよぎる動画です。

ノーマライゼーションとかインクルージョンとか今流行りのギフテッドとか、みんな片仮名ですが・・・これらは学校現場や行政・家庭の教育意識を変える機会だったと思うのですが、ナカナカ壁が厚い状態です。マシにはなってきましたが、ムラがイッパイあって悲しい結果になる子が出ている訳です。勿論自省する点です。

でもこのムーンショットとやらが進んでいくと、間違いなく変わるんだろうな・・・ちょっと不安もありますが(>_<)

電卓の発売は1965年だそうですが、未だに「算数といえば計算プリント」というのが意図無しに行われているのをよく見ます。教科内容担当は文科省ですが、世の中こんなに変わったのに、伝統教科の変化は小さいと思います。新たな教科も・・・英語なんてポケトークで良いんじゃない?とか思ってしまうんですけど。保守的な文科省と学校現場では、ムーンショットが進んでいっても変われないかも知れませんねぇ。幸いなことにそんな悲しい事態を私が見ることは無いとは思いますが。