ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

covid-19 は情報教材

3県でまん延防止等重点措置が実施されています。懐かしのマンボウです。ネット記事などでは、おみくろん株についての話が並んでいる今日この頃です。

2年前から「タダの風邪」的な主張から「最悪ウイルス」的な主張まで、動画や記事の中には色々な考えが混在していました。そういう中で、都合のよい情報を切り取って自分の行動を正当化する姿があちこちで見られました。まぁ国民を先導する側の方達が率先して言い訳していましたが。

最初は covid-19 の情報が少なかったので、見通しを持つのは大変だったと思うのですが、時間の経過で情報が増えて、分析も進んでいます。が、相変わらず大丈夫派と慎重派まで色々な発信があって、TV番組なんか見ていると「どっち?」と思ってしまいます。

で、こういう時には、やっぱりネットで情報元を調べるのがいいかな?と。

www.niid.go.jp

↑ここが現時点での信用度と新鮮度が高いんじゃないかと思います。ざーっと読んでみると、「感染者は増えてるけど無症状や軽症が多い」って書いてあります。大丈夫派の言う「重症化リスクが低い」という文言は見られませんが、現状は同じ様子を表現してはいます。でも国立感染症研究所は「慎重さが必要」としています。政治的な視点は置いておいて、医学的な視点ではそういうことなんだと。

「タダの風邪」的な話が広がって、ノーマスクが増えれば危険な状態になる可能性はあるって事ですね。分析途中で結論はでてないけど、留意しながら生活すれば、以前ほど不安に思わなくてもいい位の感じだと思うのですけれど・・・でも、「タダの風邪」的に言われると「TVで大丈夫って言ってたよ」という人が増えて留意する人は減るでしょう。実際、寒くなってからマスクを付けない歩行者を見る回数が増えました。受け手の印象としては「大丈夫」なのですからそうなりますよね。しかも嘘は言ってないし。

この2年は数字も良く出てきましたね。グラフの描き方も色々出てきました。データをどう見せるか、というサンプルがたくさん!

元データは確認していませんが、「変異株の致死率が0.2%、インフルエンザの致死率が0.1%とみられるので、ほぼインフルエンザと同じ」という話が出てきました。先程のページを読んだ後でも、状況はそんな感じになってきているのだと思います。

全く同じ内容を「変異株の致死率はインフルエンザの2倍」と言い換えることもできますが、印象が変わるのではないでしょうか?

 

学校のPC導入時期に「情報教育」っていうのが流行りました。言葉は折角流行ったのですが、PC操作=情報教育と思ってる教師が多かったように思います。TVや新聞を含めて情報の発信・受信についての内容だったのになぁ。このcovid-19生活そのものが情報教育の良い教材だなぁと思う訳です。