ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

ピグマリオン効果

今日のお勉強で出てきたピグマリオン効果

ピグマリオンさんはギリシャ神話に登場する紀元前のキプロス王。生身の女性ではなく、造らせた理想の美人像を愛していたという・・・二次元彼女?フィギュアオタ?微妙に違うような気もしますが、現代日本文化にも理解がありそうな王様です。「オリンポス12」のメンバー、アフロディーテがこの造形物に命を与えて、二人は幸せに暮らしましたとさ。っていう神話でした。懐かしい( *´艸`)

で、ピグマリオン効果は、「期待効果」と訳されているようです。

先生が児童に何か期待していると、期待通りに結果を出す

みたいな感じです。意識無意識に期待する目で見る、期待を意識無意識に感じる。の結果が効果につながるとか?否定する方もいらっしゃるとか。そりゃそうだ。これだけだと精神論と変わらないような感じがあるもの。

でも担任としては、期待していることが学級に伝わることは良いことだと思います。問題はその後をどの様に導くのかだと思うのですけれど。工程の価値づけとか評価のポイントとか。

期待は「褒める」だけではないけれど、「褒める」技は期待を伝えやすくすると思います。褒めるだけじゃダメです、っていう人もいますし、その通りだと思います。

しか~し、教室では先生が褒める姿がほとんどない状態です。

出来て当たり前、出来なきゃ叱る

それでそういう教師は後から言うんだよ「俺はお前らのことが憎くて叱っていたんじゃないんだ!今は分かってくれなくてもいい」みたいな。

いやいや、子どもに分かるようにやるのが仕事じゃないの?次のステップに向けて理解を積むのが仕事でしょう?ぜ~んぶを否定はしませんし、それで先々理解して恩師をリスペクトする子もいるでしょうけれど、理解できずに傷を負う子もいるってことを分かっているのでしょうか。

昔、「教育は時間を経ないと結果が出ない」と言ってハバカラナイ時代がありました。そういう面もあるのは事実ですが、そうでない部分が大きいことが21世紀の常識でしょう?まずはちゃんと褒めて価値づけをしてあげましょうよ。叱るところは叱ればいいけれど、その叱っている事の原因を教員自らが創り出したりしていないでしょうねぇ?