こんな感じの内容の予言が子どもの頃から流行していました。発達凸凹な私は結構信じてしまいましたねぇ。何冊か買っちゃったし、何かあるんじゃ無いかと。信じてしまった原因を考えると、私自身の特性の問題も大きいのですが、基地の町で育ったので戦争につながる情報が多かったとか、エネルギー問題や環境問題が漂っていた時代だったとか、超常現象を肯定する身近な人々とか、超常現象っぽい体験とかそういった生育環境もあるかしらん?

学生の頃にも読んではいましたが、根拠とか整合性とかをアイテム獲得して素直レベルが低下したので、頭っから信じてしまうようなことは無くなりました。でも社会人になって普通に生活していても、深層心理的に「1999年に何かあってリセットされる」というのが拭い去れなかったって感じですね。『ノストラダムスにだまされた』的な歌がありましたが、そんな思いはありました。

地下鉄サリン事件の時は社会人でしたが、あの集団のベースの一つにノストラダムスがあったよなぁ。あそこだけじゃなくて、大抵の新しい宗教には取り込まれていましたよね。

ちなみに私は若い頃、宗教には興味がものすごく高かったです。勧誘ってあるじゃ無いですか?街中で呼び止められたり、家に訪問しに来たり。仏教系でもキリスト教系でも勧誘者と1時間くらい喋っていたりしました。宗教って道徳と重なるところは多いし、集団づくりに活用できる要素もあるんじゃないかって大先輩のアドバイスがあったり。何種類かの聖書や経典を持っていたりしてました。

今になってノストラダムスを振り返ると「みんなが言っているんだからそうなんだろう」という危なさ。ベストセラーになんかなっちゃうような本に書いてあるってだけで内容を信じちゃっていたんですね。情報が足りなかったなぁ。情報を疑うスキルもなかったし。まぁね、原書を読むなんて出来なかったし、そんな思いつきもなかったし。TV番組でも煽っていたし。思い込みの激しいタイプの人は信じてしまっても仕方ないんじゃないかしらん?でも人生に影響したんだよなぁ。そういう被害を減らすためにも情報教育は必要です。

 

予言で未だに不思議に思っているのは、ヨハネの黙示録。映画オーメンで出てきた666が有名な新約聖書の中の文章です。世紀末の様子を予言する中に星が落ちてくる場面があるのですが、そこに「にがよもぎ」という言葉が出てきます。ニガヨモギを現地語でチェルノブイリと言うんだそうで、80年代のソ連原発事故と一致しちゃっているんです。事故を起こした発電所を直訳すると「にがよもぎ原子力発電所」ってことかな?最近イナゴ被害のニュースもあるし、こっちの方が的中率が高い?偶然にしてはちょっと?でも何か裏があるのかしらん?信じるか信じないかは貴方次第です、に出てきても良さそうだけどな。