ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

ジャーマンとバロック

タイトルでピンときますか?

ソプラノリコーダーの種類?です。種類ぢやないかしら?形式?様式?

何にしても、ファですよファ。F音の押さえかたが左手+1穴がジャーマン。左手+3穴?イヤ!下の方は指一本で2穴押さえるから、左手+5穴か!って沢山押さえなきゃいけないのがバロック

ジャーマンだと、ドの音はぜーんぶ穴を塞いで、1音上がる毎に下から指を一本ずつ離していくのね。

バロックだと、ファの音で、そういう規則性が破られてしまいます。覚えにくさと操作しにくさが、一番のデメリットです。

♯や♭はバロックの方が簡単と言いますが、ト長調でもヘ長調でも半音は一つ。そんなに使わないものです。高いCより上で半音上がると確かにバロックの方が押さえやすそうですが、出てくる頻度が低い!

「慣れれば関係ないんだから」「覚える手間は同じ」とかは楽しく覚えられる子の話。

ジャーマンでも低いCとかDは出しにくくて、あの2穴一度に押さえるのが難しいですね。右小指と薬指にあまり器用さを求められても…

バロックだと他のリコーダーと運指が同じという点がメリットです。覚えてしまえばアルトリコーダーの時に苦が無い。

それはそうなのですが、小学校卒業まで運指が上手くいかない子は?

そもそも、ソプラノ段階で、リコーダー嫌いになってしまえばアルトリコーダーの上達も難しくないか?

ジャーマンで楽に吹けて、楽しめれば、その方が先につながっていくんじゃないかなぁ^_^

そもそも、楽器が弾けないと音楽はできないの?という点を考えたいですね。情操教育ってよく言われますが、「苦行のような楽器練習」や「子どもが理解してない音の違いの指導」などで音楽が音が苦になってしまえば、情操なんて育たない。