ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

文字の指導

思い返すと、事の発端は書き順指導でした。定型学級では、かなりこだわって書写指導をするくせに、「書ければ良いじゃん」となってしまいます。すると、先輩教師たちから「誤学習が定着すると修正に時間がかかるのだから正しく教える事が必要」と言われます。鉛筆の持ち方指導も、初期に徹底すべきと言う声を沢山聞いてきました。

でも、定型学級では難しいんじゃないかなぁと思ってます。だって時間ないもん。持ち方指導の丁寧な1年生だって難しい。そもそも初めて文字を習う前提の進み方では無いと思います。ほぼ前期に仮名が約100文字。助詞や特殊音節の表記なんかも結構難しいのに、漢字もちょいちょい出てきて、年間80文字。単純に文字数だけで考えれば、2年生が160文字で、1年生が180文字相当。仮名文字だから簡単っしょ?というのは、「できる人」からの上から目線だと思う。

とにかく時間が無いんで、持ち方指導を全体的にやっても、個別に指導するゆとりがない。

でも、独特な持ち方の子でも、ちゃんと書けてる子もいるんだよなぁ…確かに模範的な持ち方の子で字形が歪む子は、あまり見ませんが。そう考えると、持ち方指導は大事だなぁ。

文字は文化という考えに反対してるわけじゃないけど、まず伝われば良いと思ってます。正しく書ければそれに越した事はないけど、わかる文字で書くことが優先的と考えていて、「書き分け」が大事なんじゃないかなぁ、と。

書く機会なんて、減ってきたし減りつつあるし減る未来が見えているはずです。文字コミュニケーションは盛んですが、筆記用具は使っていません。そういう社会に生きる子どもにとって必要な技能とか、優先されるべき課題とか、考えているんでしょうか❓