定額減税で経理担当の方が大変なことになっていると聞きました。疑問があって税務署などに質問に行くと一定の説明の後「詳しくはHPをご覧ください」と。いや、HPを見てよく分からないからワザワザ来たんですけど・・・との声も聞きました。話によると混雑しているので、対応する税務署職員さんも大変そうだったと。消費税減税には手間がかかるからコレにしたんじゃなかったっけか?コレの方が手間がかかっているんじゃないかと思うのは私だけなのかしらん?
さて、今回の定額減税とやらについては給与明細に「減税額を明記しなさい」的な指示が首相から出ています。コレでまた事務仕事が増えているようですね。年末調整でやれば良いじゃん?急ぐ理由は選挙でしょうか?減税が「目に見えて実感することができる」ようにするための工夫だそうです。そうしないと減税が実感できない=注意書きがなければ減税されてることに気づかない程度の金額ということですね。これが信用に結びつくとホントに考えているなら市民が甘く見られているんでしょうね。指摘が無くても実感できる政治をやって欲しいなぁ。
逆に消費税をみると支払いに必要な金額が小さく書かれている事が多いです。支払う方の金額は目につかない方が良いのでしょう。まぁでもこれは国の施策ではなく、企業努力かなぁと思いますが。
企業側も可哀想なんです。消費税導入時には結構反対も多くて、当時の与党は大きな支持ダウンを回避するためか「外税として~」と首相が言ってましたね。導入当時はレジで税金をプラスされる店もあったので、暗算能力が必要でした。お勉強面で考えると、このシステムでは算数の必要感が感じられる場があったわけです。
だいぶ時が流れて、税込価格が表示されるようになって、それが義務化して・・・更に最近「預かり税ではない」という判決が出たりして、それじゃあもう外税とイメージ違うんじゃないの?という話になってきて・・・まぁ長い時間をかけた政治詐欺?
税込価格しか表示していないお店もあります。最近行ったお店だと幸楽苑。990円と書いてあれば千円札でおつりがもらえます。税込表示店は少しずつ増えている印象はありますが、まだまだ少数派だと思います。
それにしても支払額が1割増しだと分かっているのに「98」を安く感じてしまうのは何故なのでしょうかね?「980円」「390円」「480円」などに視線を奪われることが多いです。1割増したら百の位へ繰り上がっちゃうのが分かっているのになぁ・・・私の特性なのか?一般化されている行動なのか?・・・一般化されていそうな気もしますね。アチコチの店でそういう戦術が多用されているのですから。