ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

定額働かせ放題

NHK報道に文部科学省が抗議したことがネットニュースに流れています。初等中等教育局長名での抗議文がホームページに載っていると記事にはありましたので探してみました。

「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(審議のまとめ)に関する令和6年5月13日の日本放送協会の報道について:文部科学省

初等中等教育局・・・中等教育は中高6年間なので、小学校から高校までを仕切っているポジションですね。

定額働かせ放題」という言葉が一部的だと言うのはどうなのだろう?結構聞きますけれどねぇ。

「教育職員の給与等に関する特別措置法」の現行の仕組みや経緯、背景かぁ。これについては確かに「どこまで残業?」という線引きができない職種であるかも知れません。多くの学校ドラマでも描かれていますが、勤務時間があっても無いようなモノだったなぁと。この辺りは割り切って仕事を切り上げる人、自宅に持ち帰る人、職場に残る人・・・それぞれで対応ですね。

「中央審議会の議論」というのが最後にでてきますが、ここが一番???な点です。そもそも中央審議会から出てきた教員減少対策は大雑把には「現場の工夫と金」しかありません。審議会のメンバーは偉い人たちばかりです。しかも「先生」は小中高の学校長が1人づついる他は大学の先生ばかりで、あとは企業や団体の偉い人・・・文科省だって高給取りの役人さんですね。そんなんだから「給料上げれば大丈夫」的な見方しかできないのでしょう。

待遇改善は決して悪くはないんですが、それより先にやること無い?と思う訳です。平成の30年間「人も金もかけずに学校の仕事内容を増やしてきた」のですから、内容を減らすことが先ではないでしょうか?

たとえ学習指導要領の内容を半分にしても、多様化教育をちゃんとやろうと思ったら勤務時間内に仕事は終わらないんじゃないか?そのくらいの丁寧さが本当は必要なんだと思うんですけれど?

とりあえずカリキュラムを減らそう!