ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

ギフテッド

WISCで130以上という目安があると云うことなのですが、色々見ていると定義や背景など研究途中な分野だという話が一番シックリします。WISCにRTIモデルと総合所見によって米国などではギフテッド教育を行っているようですが、日本では難しいでしょう。

文科省のギフテッドに関するページがあります。

5.児童生徒の発達の支援:文部科学省

この前のページは「障害児への指導」、その前が「個に応じた指導」となっています。このページ自体に目新しい情報は無いですが、ギフテッドの中でも2Eという子どもがクローズアップされているような感じです。つまりは発達障害対応なのかなぁと。優先順位としては正しい感じもしますが、つまりは発達障害自体の理解と支援が十分でないからこうなるんじゃないかなぁ?次年度8000万円の予算が付くそうです。何をするのでしょうねぇ。

全校拡充モデル(Schoolwide Enrichment Model)なんていうのが検索すると出てくるのでざっと読みしましたが、こういうギフテッド支援を研究する実験校を作るのでしょうかね?研究校になったら大変そうです。しかも、「総合的な学習の時間」や「通常学級における支援」の広まり方を見ていると、半世紀かかるんじゃないかな?

飛び級導入で解決する面も大きいんじゃないかと思うのですけれど。

学習集団をつくに当って同年齢集団にこだわる理由は何なのでしょうね?経験の共有なのかなぁ?似たような経験を積んできているので、授業は設定しやすいでしょう。でもギフテッドの子って周囲とあまり話が合わないって事らしいよ?積んでる経験も違うんじゃないかなぁ。

 

現状でも学級内に学力の差があるわけで、その背景の1つである知力の差も同程度あるでしょう。教師は、教室にいる全員が満足できる授業を目指す訳ですが、難しいです。読み書き算盤の勉強なんか嫌われがちなので、全員満足なんて何回できたんだろう?自信はないですね。

若い頃に「平均よりやや下で」とアドバイスをもらったりしていましたが、分からなかった子への対応が十分だったようには思えません。逆に出来る子への対応で困った年もありました。そういう子たちがギフテッドだったのかどうかは解りませんが、2Eタイプの印象はありませんでした。本人的には苦しい場面があったかも知れません。

 

どう変わるのでしょうかね?うちの県は特別支援教育ではなくて「支援教育」の県で、しかも「インクルーシブ教育は一定の成果があった」としています。これが現場レベルでちゃんと実現できているのであれば、ギフテッドだろうがなんであろうが、対応できるハズなのですがねぇ。