ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

五十音表って・・・

整理をしていて、1年生を受け持った時の教材を発掘しました。文字習得とか数概念のプリントが多かったです。資料も出てきて、印刷可のB4大の五十音表がぼろぼろになっていました。平仮名清音のヤツです。

通級担当の時に五十音表について「50文字無いじゃん」とか「隙間が途中にあるのが気持ち悪い」とかの子どもの声がありました。自分も、46文字だなぁ・・・とか、「ヤ行」と「ラ行」を入れ替えたらスッキリするなぁ、とは考えてました。

音的には46じゃなくて、濁音や半濁音、拗音、撥音なんかがあって全部書いてみると次のようになります。

108音図

通級用に作成した表です。余り物は最後にまとめる事ができて私的にはスッキリしました。半母音を持ったヤ行を母音の列にくっつけちゃうと、まぁまぁきれいに並びます。他に「う゛」なんてのもありますが、まぁ入れなくても良いでしょう?

作った時にも思った事ですが、巧くできてるなぁと。108の音を半分以下の記号で表しているのですから。

英語なんかと違って、一音一文字で表記される日本語。「108の音があるんだから、108の記号を使って~」と普通は考えると思うのですがね。46文字に「゛」「゜」と縮小化で巧く整理されています。近代になる前は「゛」と「゜」が無く、読み手が判断しながら読む時代があって、教師目線では「どうやって教えよう?」となってしまいコレは大変です。近代に入ってからも変体仮名なんてモノもありましたが、それも整理されてきた歴史が・・・無かったら大変でした。

「K音に濁点をつけるとG音になる」って私は違和感なく受け入れちゃってますけれど、この感覚ってみんな同じなんでしょうかね?

柿と餓鬼みたいに言葉にしちゃうと全く関係ないのですが、文字で関わっているのは面白いと思います。killとgillをどう思うんだろう?

それより考えるべきはカ行とガ行、サ行とザ行・・・って「゛つければ良いんだよ」ってだけの説明で理解が出来ない子もいるじゃん?って問題かなぁ。拗音や撥音の指導はMIMのお陰で教材もしっかりしていますが、濁音半濁音の仲間分け感覚が着いてない子の指導が難しいなぁ。

「濁らせてごらん」で解決できるのとできないのがあるのね。K音とG音は比較的すぐに出してくれるんだけど、H音とB音P音なんて難しくないですか?