ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

教員の残業

給特法の動画があがっていたので視聴してみました。働き方改革の大きな部分だと思います。残業代をちゃんと出すとすると9000億円の予算が必要になるそうです。ワイプで提示されていた定額働かせ放題!というフレーズは強烈でした。

残業はイッパイしてましたし、しないと回らなかったなぁと。でも「残業代が出ます」って制度になると、私は動きにくいかなぁ。気が進まない仕事に対して集中が持続しにくい特性を持っているので、休憩を頻繁に取りながら進める方が結果的に仕事が進む事が多いんです。そうなると、仕事してない時間と仕事している時間の扱いってどうなるの?

小学校なんて全教科なので、何をやっても教材研究につながると思っています。息抜きに散歩しても地域教材が見つかる事もあるし、ギターを弾いていて授業の導入を思いついたり・・・これはどこかで線を引かれるんでしょうかね?

同僚との会話も結構授業のヒントになります。全く関係ない事を話していても、意外に仕事につながったりする事が多くて、でもこれは仕事にカウントされないですよねぇ?

教育相談をする時に、民間だったら例えば《1時間1万円》とかの料金設定がありますよねぇ。自然、相談時間に制限が出てきます。公立の良い所はココに制限が無い所だと思っていましたので、要望があれば無制限で時間設定していましたが、「残業が・・・」とかになると、そう云う所も影響されそうな気もします。

放課後に家庭訪問、学校に保護者をお呼びして相談、とかは遅い時間になる事が多々あります。保護者の仕事終わり時刻を考慮しないと実現できません。そこに残業制度が入ってくると、これも今まで通りには行かないと思うのですが。

予算削減で残業が抑制されるのはミエミエで、相談機会の減少や打ち合わせの不十分さや持ち帰り仕事の増加につながるんじゃないかしらん?

 

やっぱり仕事自体を減らさないと難しいと思うんですよね。

パソコン導入で効率化が図れるはずだったのに、感覚的仕事量が増えたのは不思議だったんですけれど、パソコン導入の中途半端さと、授業時数や学習内容の増加が大きかったんじゃないかと思う訳です。

パソコンの活用の改善は現場レベルの事が多いけれど、根本的な仕事内容の整理は国レベルだなぁということです。

今まで給料を上げる事なく・・・何なら下がっていました・・・学習内容がドンドン増えて来たんですよね。ココはやっぱり教育課程の削減でスッキリ解決していただきたいです。

 

働き方っていう点で納得がいかないのは休憩時間の扱いも。

通常、休憩時間って昼食時に設定されますが、小学校は給食指導があるので昼食時は休憩ではありません。そう云う訳で20世紀では職場の退出補償時刻が16:15辺りだったと記憶してます。まぁその時刻で退勤した事はあまりありませんが・・・。どっかのタイミングで「勤務時間内に休憩時間を設定しなきゃいけない」みたいな話になって、児童下校後に休憩時間が設定されて、16:45位から打ち合わせ時間なんかできちゃって・・・打ち合わせが長引くと17:00超えちゃいます。

残業については4%で巧い事融通しているくせに、休憩時間にはそういう融通は利かないのね。