終戦記念日ですね。TVでは戦争映像が昨年より多く流れているとか…アナログ電波が来なくなって、TVは卒業しちゃったからなぁ。
先日買った古本の雑誌…昭和40年代の。終戦から30年とか何とか、とても盛り上がった書き方をしています。それも今では「偏っている」と言う人が多いのではないでしょうか。
でも、当時は雑誌の方が世論を握っていたので、そういう声が大きく取り上げられる事はなかったし、言う人もあまりいなかった。それを「左に偏りすぎていた」と言う人もあるけど、最近じゃないでしょうか?「軍隊を持て」「9条を変えよう」とかが言える様になったのは。
戦争を知らない子どもたちが大人になっちゃってますから、社会としての痛みや悲しみが薄れているんですね、きっと。もはや歴史の1ページです。若い同僚に聞いてみても大した答えは返ってきません。
日教組のテーマに「教え子を戦場に送るな」というものがあります。最近よくマスコミのやり玉に挙がっています。
親は自分の子どもを積極的に戦場へ送り出せるものなのでしょうか?親ほどではないにしても、同じような気持ちにはなります。それは思想教育というものにあたるのでしょうかね?まぁ、気持ちが入るとどうしても反戦に寄ってしまうもの否めませんが。
「公」を教える場所に「私」を持ち出すのは・・・と言われてしまいましたが、それでも私は「国のために死んでこい」とは言えません。自分も相手も幸せになるために、色々な方法を考えるために「科学」はあるはずで、バランス良く発展すれば、必ず平和になれると信じているのですが…この辺り反論してくる人が多そうですね。
仕方ないのかなぁ、と思う一方で、自身は戦争について伝えていかなくちゃ、と思ってクラスを持つと何かしら戦争に絡んだ話はしてきました。どう受け止めて、将来どう判断するかは子どもに任せますが…。戦場へ送るかどうか、ではなく、自分で考え自分以外の事を踏まえて判断してくれれば、それでよいと思います。