研究会の打ち上げで、同僚のMさんと『銀河英雄伝説』談義。マニアック・・・と言うほどではないのですが、周りは誰も会話に入ってこられない。とてもたのしい会話でしたが・・・
アニメ談義は久しぶりでしたが、やはり個々にとらえ方が違うんだなぁ。
昔、子どもだった頃
「本と違って漫画やアニメは絵があるから想像力が衰える」
みたいなことを言われました。
そうね。光景って点では、想像しなくても見せてくれるものね。でも想像力は必要だわ。以前、岡田斗司夫さんが
「アニメを読む」
という言い方をしていたのを聞いたことがあります。本で行間を読むがごとく、アニメも漫画も作品のテーマを読み取ったり、作者の意図を読み取ったりするんだよね。
本は文章から個々にイメージして、あれこれ考えるわけですね。漫画は絵の表現が加わる分、情報が多くなります。情報が多いので、解釈の個人差が起きない・・・昔の大人はそう考えたわけです。でも、話の流れや描き方などに注目して解釈が分かれることが多い現実。アニメは動きがわかりやすくなり、音と光が加わっているわけです。情報が多くなる分、色々なところに注目して、独自の解釈をする人が増えていくわけです。漫画もアニメも子どもを置き去りにして突っ走っているように思います。
研究会で講師の方が、物語の冒頭部分を大切に、と言うようなことをおっしゃっていて、それをMさんが「アニメも同じだ」と言っておりました。すごい。視点がつながっている。そういう見方ができるMさんを尊敬してしまいます。
四半世紀前にアニメを使った授業をやったことがありますが、これから先、漫画やアニメを使った読解とかが普通に行われるようになるかしら?