ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

博士ちゃんと池上さんの教育談義?

サンドウィッチマン芦田愛菜の博士ちゃん」という番組を動画サイトでたまに視てます。最近、池上彰さんがゲストの番組があって、教育についての話も出て来て面白かったです。

年上の博士ちゃんからは、微分積分や古典の必要性への疑問が出ていました。

それを受けて「池上解説」が行われていきます。微分積分や対数について、日常に近い所で利用されている例を挙げていました。学ぶ前にこういった実用例があると、学習意欲が違うだろうなぁ、とあらためて思います。算数の教科書に、文章問題なんかは沢山載っているんですけれど、問題文は問題文でしかないのよねぇ。場面を近所のコンビニでの買い物に設定するだけで意識が変わってきます。操作ができればなお良いのですが。

また、「何のために大人たちは教科を学ばせているのか」の説明では

①国語数学→学習の基礎 ②社会理科→社会や自然に関する問題解決

③音楽図工→創造的な表現活動 ④体育→健康の維持

としていました。数学が「頭のトレーニング」という件は違和感を感じましたし、社会理科の問題解決っていうのも、自然/社会の理解じゃないかなぁ、と思ったりもしますが、対象が小学校だけではないしなぁ。こうやって並べると、学校ってそこまで広い範囲を対象にしなくても良いのではないかと考えてしまいます。

図工音楽で「創造的な表現活動」・・・業者の工作キットを説明書を見て組み立てるのは創造的?「頑張れば出来る」と声をかけられながらたどたどしく指を動かしてリコーダー吹くのは創造的?発表会では口をつけているだけだったり・・・

 

 

11歳の博士ちゃんが考えた小五の週時間割が面白かったです。

情報7 お金6 社会3 自炊3 理科2 プロジェクト科3 クラブ2

防災2 スポーツ2 読書2 交通1 コミュ(コミュニケーション?)1

土曜日ありで週34時間

芦田さんが「国語と算数が全然見当たらないけど?」と言ったのですが、その答えで

①算数は機械がやってくれる時代

②国語は読解力と文字さえ読めればイイ。大量に漢字を書くのは時代遅れ。

と云う内容を伝えていました。いやあ、割り切ってますねぇ。極端な感じはしますが、その方向には私も同意します。国語が情報と読書とコミュに分かれている感じでしょうかね?コミュにはソーシャルスキルも入っていると良いのですが・・・情報には算数要素も入るでしょうし、お金の授業は算数だけでなくミクロ経済?活動についての勉強も入るのでしょうか?「自立のための学び」と言うことなら、少なくとも現行の教科より、こっちの小学生考案の方が効果的なのではという感じもします。タダ時数が多いなぁ。これは先生の疲労限界を突破します。

やっぱり週25時間に抑えるのが必要なんじゃないかなぁ?国算で5×2で10でしょ、理社総で3×3で9でしょ、残りは6。HR、道徳、家庭科、体育あたりで分けたらおしまいかな?

番組視ていて、一番「なるほど~」と思ったのは、英語の件で、国際会議の夜の立食パーティ-の話でした。パーティーでは昼間の話はしない。そうすると自己紹介をした後に会話が続かない日本人が多い、と。そうね、同僚と飲みに行っていた頃って、仕事の話しかしてなかった感じもあるわ~(^_^;) 日本の飲み会ってどこもそんな感じなのかしらん?