ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

方言の授業

中学年国語に方言の単元がありました。
勤め始めの頃には自分自身が訛っていたようでしたが、ほとんど気づかず(+_+)
子どもたちはどんな聞き方をしていたのでしょうかね?ちょっと怖いです。

a long long time ago 福島生活初日に入った食堂で「福島の昔話」というラジオ番組を聞いた時、よく知っている話だったのに途中まで分からなかった、という経験がありました。数年後には福島にすっかり染まって勤務地で中学年を受け持ったのですが、教材は教科書を無視して、やはり「心のふるさと福島」の方言を取り上げて、友だちにラジオ番組を録音したテープを送ってもらい教材化していました。

 

何年前だったでしょう?まだ通常級の担任していた頃、ラジオを聴いていたら「大きな古時計」が秋田弁で流れてきました。伊藤秀志さんという方が歌っているそうで、当時「これは使える教材」と思い、すぐに音源を入手したのを覚えています。

 

で、4~5年前だったと思うのですが、朝倉さやさんという方が山形弁で木綿のハンカチーフを歌っているのを聴いて、これもいいなぁと。すでに担任枠から出ていたので、すぐに買い求めたわけではなかったのですが、CD入手後いろいろ聴いているうちに、教材化じゃなくて普通に聴くようになってしまいました。


朝倉さや 第547回ビナウォークミュージックディライト

 

教員なりたての頃には、首都圏中心主義への反発みたいな気持ちで、地方文化が大事!みたいな授業になりがちだったように思います。方言の持つ温かさを伝えたいと思うまで、どのくらいかかったかなぁ。などということを久しぶりの学校帰りに車の中で考えていたのでした。方言がある日常っていいな、と思うのでした。