昔の医療ドラマで、かっこいい主人公が看護師に、「患者に笑顔を向けられないのは看護師失格」と言ってました。久しぶりにそんなシーンを見てイロイロ
教室で子どもたちと一緒に笑ったシーンは思い出せます。じゃあ普段喋っている時はどんな顔をしていたのだろう??
教師は5者であれ
と初任の時の校長先生が仰っていました。医者、学者、役者…あと何だったかしら?色々な顔が必要、色々な技術が必要、色々な視点が必要、そういう解釈で良いと思うのですが、私、最初から役者が苦手で、若い頃は先輩方から表情や話し方などのご指導を頂くことが多く、そちら方面の勉強に行ったりしてました。そうそう、「まだ照れがあるな」ってよく言われてました。よく分かってなかったなぁ、色々。
自然な笑顔でも演技の笑顔でも、相手に安心感を与える事ができれば良いのですが、どうだったのだろう?自分は普段からニコニコってタイプの担任ではなかったけど、子どもたちとの距離は「いい加減」であるように気をつけてきました。勿論うまく行かずに事件も起こりましたが。
それなりに長い期間、色々な先生を見てきましたが、同じ笑いでも嘲笑みたいな感じの笑いをクラスで見かけるような先生だと不安に感じる子がいるケースが多いという印象です。笑顔のない担任より悪いかも。
「先生が怖くて話すことができない」
と子どもからよく相談されました。子どもだけでなく、保護者からも同じ相談をされる事も度々ありました。担任のケースが多かったですが、それ以外のケースもありました。本人に伝えても「やってるつもり」の先生だと改善しません。遠回しに伝えたのに後日、子どもの特性や学級運営面などについてしつこく聞きにきた先生がいましたが、保護者の安心感が育つのがはやかったですね。