ずーっと前から保護者との相談で出てくる話なのですが、結局国語が出来ないと成績は上がらないって度々言われます。読み書きが出来ないとテストで点が取れないからです。
かつては教科ごとに完全相対評価だったので、学級集団の中に限れば、テストだけでもそれなりに評価が出ますが、やはり国語が苦手な人は不利ですし、当時知られていなかったLDもいたはずなので、本来の力を評価できていたか?と今から思えば???と思います。
だからペーパーテストだけでなく、発言記録やノート、ワークシートなどから、気づきや思考、理解の力を評価してきましたが、それでも書いたものの方に偏りがありました。
10年以上前から評価は教科の中で評価項目が分かれてます。このシステムなら、読めても字が苦手みたいな人の評価がそれぞれに出せる事になります。
でも、それぞれの項目について、ちゃんと力を測って評価しているかというと疑問があります。
算数のテストで、数字が正しく書けていない理由で減点されるのはアリですかね?まぁ伝わらない数字なら仕方がないですけど…二重帳簿をつけていればアリだと思いますが、そうでなければナシだと思っています。
計算力を測るテストなのに、筆記力を混ぜて評価してはまずく無いのでしょうかと。
国語の読解力テストで、よく見るのは、答えた文に句点が無くて減点、とか、漢字を間違えて減点とか、ですが、それは別な場で評価されるべきものでしょう。
注意喚起のために減点して返却するのは、自分もやっていましたが、手元の記録は減点せずに付けてました。
そのくらい当たり前に考えて評価してくれないと、多様な特性に対応した教育なんて出来ないんじゃないかしら?と思うわけです。