ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

困り感を煽る

忘れ物をすると漢字練習をしなければならない

 

この指導はアリでしょうか?忘れ物に対してどのように指導するのか、ペナルティをどのように考えるのか、という事は結構な悩みどころになります。

自分は若い頃、その辺りは何も考えていなかったように思います。

忘れ物=約束違反=ペナルティ

という単純思考だったと思います。

困らないと行動改善できない、という考えに基づいて、困り感の演出としての漢字練習という位置づけとも考えられます。

 

何故漢字練習なのか?と考えると

 

それなりに手間がかかって、本人の為になる事

と昔は思っていたような気がします。

 

まず、教師側に漢字は書かなきゃ覚えない、という固定観念があるのではないでしょうか?

もちろん、漢字練習は、子どもにとって苦痛であると思っているのでしょう。

教えてもなかなか定着しない、という事もあるかもしれません。

忘れ物をする子どもは漢字が苦手である、という法則を経験から見出しているのかもしれません。

 

書かなきゃ覚えないっていう事は無いですよね。そもそも、単に書けば覚えるというものではないし。

練習が無目的であれば、子どもじゃなくても苦痛でしょうねぇ。

教え方はどうなんでしょうね?一斉に空書きしてドリルで練習という、20世紀の授業で終わってるなら、もう少し工夫が欲しいです。あと、教えた後の定着の図り方は?

忘れ物が多い背景がワーキングメモリにあるなら、これはつながるかもしれないですねぇ。

 

自分の実践経験からは、ペナルティの漢字練習で漢字習得が伸びた子はいないです。

逆に嫌いになるんじゃないかしら?

ペナルティになるくらいの作業に好感は持てないよなぁ。

 

生活習慣を何とかしたい、困り感を煽って行動改善につなぎたい、という所までは良いんだろうと思うのですが…具体的な良い手立てが欲しいなぁ。何か無いかなァ。