狭い教室が欲しい。
支援級をやっていた頃から、そういう思いはありました。最大10人と考えても、普通教室は広く感じました。スペースとして使えるのは有難いのですが、ちょっと落ち着かない空間でした。もう二回り小さくても十分って。
「教室の広さは法によって規定されている」と聞いたので、少しだけ調べてみたのですが、それらしいモノが見つかりませんでした。明治時代の基準で4間×5間と書いてあるモノはありますが、法令の情報がヒットしません。校舎と校庭の広さについては書いてあるんですけれど・・・
小学校設置基準(平成十四年三月二十九日文部科学省令第十四号):文部科学省
支援級をやっていた時には、保護者の協力で教室環境整備をしました。構造化というやつですね。エリアは4つだったかな?一つのクラスで考えたので、丁度良く区分けができて、それほど落ち着かない環境というわけではではなかったです。が、複数のクラスでやったら、もう少し整理できたかなぁと思います。そうするとスペースが空くんですよね。
で、空いたスペースにはコンパートメントルームが欲しいのです。
通常級でも段ボール箱の中や掃除箱の中に入ってクールダウンする子が何人もいました。落ち着くそうです。気持ちは分かります。通常級でも必要なのですから、支援級、特に自閉症情緒学級では、遮音性のあるコンパートメントルームは必須な設備だと思うんです。
そうやって、支援級で機能的な教室を推進してもらわないと、多分ウチの教室の設備改善までたどり着かないのです。
教室に適応しにくい子に対して、安心できて集中できる環境を整えて欲しいな。音も人も振動も気に掛けてもらってはいますが、決して良い環境とは言えず、その面であきらめてしまっている部分もあります。結局は「お金がない」と言われます。やれることをできる範囲で進めているつもりですが、ストレス貯まります。
神奈川県はインクルーシブ推進など良いこと言っているのですけれど、どこまでの配慮や支援を考えているのかしら。