ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

雑草~総合的な学習の時間

 去年のクラスが自分の中ではいっぱいいっぱいでした。終わって半年経過してゆっくり振り返っても、きっとあれ以上はできないだろうと思っています。30数名の集団指導はあれが自分のぴーくかなぁと思います。限界までやりましたというか・・・。確かにミスはいっぱいあって、反省することはたくさんありますが、学級づくりは今までで一番うまくハマったという想いを持っています。勿論、我慢していた子どもや保護者もいたと考えると申し訳なく思っています。

 「子どもは褒めて動かす」がよく分かりました。10歳前の子どもたちが、自分なりに考えて判断して結構動けるんだ、ということも見せてもらいました。たくさん失敗もしますが、日々成長していく姿も見せてもらえました。学校中で一番の集団と自負できるくらいの姿を見せてもらって、通常級への未練が無くなりました。前の学校で2年間受け持った時にも同じように思った記憶がありますが、年齢的にもここが頂上かな?と感じています。

 未練が全くない訳でもなく、授業で「雑草」やってみたかったなぁ、と。去年の春にこっちから提案をしてみたんだけれど、普通に却下されてしまいました。前の学校で思いついて、その後、何度か呈示したことはありますが、子どもの興味を大きく引くモノではなかった、というかプレゼンが下手だったんじゃないかと思うんですけれど。

 おうちや近所で土を採取して教室でポッドに入れて水をあげると、雑草が生えてきます。雑草だから、あまり気を遣わなくても良いだろう?ということで、栽培下手な私でも管理できるんじゃないかと思いました。

 「雑草に名前がある」って言うのが大きなポイントで、理科的な面だけでなく、道徳的にもここから学ぶことができると考えた訳です。雑草の名前が分かっただけでも、草むらを見る目が変わる子が多いんじゃないかしらん?ひとりひとりの違いを受容した集団作りとリンクする内容でもあるし。

 「色々できそう」って言うのが次のポイントで、分布地図とか、統計で表やグラフとか。進め方も、1種の数で見たり、仲間分けをしたり、季節で比べたり、1本の成長だったり・・・研究課題を決める時に、子どもの選択幅がかなりあるのは良いなぁと。

 地域科学って講義を大学で受けましたが、地域を知ることで地域を見る目が変わる事が大事だって習いました。一昨年は地域の自然について取り上げて、子どもなりの発見がありましたから、その続きで環境をやって、たくさんの外部講師を呼んで、結果としてはとても良かったのですが・・・雑草やってみたかったなぁ。