ちょっと支援教育とかを

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

みんなでASD

「世の中は自閉的になってきているのではないでしょうか?」

この台詞を今の職場になってから、周囲にはよく話しているのですけれど、納得してくれる人とそうでない人が半々くらいでしょうか。

8年前に自閉症・情緒障害児支援級を担当しておりまして、開発されていく自立支援グッズについて知っている保護者から、色々紹介してもらっていました。当時iPad用に支援系アプリがすでに出ていて、「これは便利!」と思ったモノです。そういったグッズがたくさん出てくることで、自立しやすい世の中になるんじゃないかなぁ、と話していたのでした。現在のスマートホンの普及を見るだけで、そういう支援が身近になったように感じています。

今や電車に乗ってスマホを眺めている人のなんと多いことか。個々が必要なアプリを自由に使っている、と言う点で、それが支援でもそうでなくても、同じということです。見た目の違いは無いですよね。支援を受ける人にとっては、周囲を気にせずに支援アプリを使えます。

みんながスマホの画面を眺めています。ぶつかる直前まで夢中です。こんな状況では、生のコミュニケーションは発生しにくいでしょう。これはコミュニケーションが苦手な人には非常に生きやすい状況ではないでしょうか?

定型発達をしてきた人のことも考えてみましょう。

家庭ゲームが登場して以来、子どもの遊びから「コミュニケーション」の機会が大幅に奪われました。ゲームで育つイマジネーションもあるとは思いますが、偏りが生まれることは否めないでしょう。ゲームのセーブ機能とリセットボタンは「我慢」を奪っています。幼少期から大人になるまで、ずーっとゲームをしている人も多いのではないでしょうかね?その様に育って、果たしてコミュニケーションと我慢ができる大人になりますか?

こうして、元々特性は持たなくても、コミュニケーション力やイメージ力の未熟な人が増えていくわけです。すでにそんな世の中になっているように思いませんか?

そこが標準になると、自閉症の方々にとって生きやすい世の中となるように思うのですが・・・あと一息って感じですかね?