ちょっと凹凹

つらつら考えて・・・くよくよぼやきましょう

目を合わせる難しさ

 私も目を見て話すのが苦手です。仕事柄、見ないわけにも行かないのですが、10°くらいの角度で下を見たり上を見たりする癖があります。集団を見渡すのは平気なのですけれど・・・。

 なぜ苦手なのか、よく分からないところがあります。以前は「怖いから」だと思っていたのですけれど、それだけでは無いようにも感じます。意識していれば見つめることもできますが、楽にしていると視線をそらすことが多いように思います。

 話をするときの事を考えると、聞かせたい相手に向けて声を送るのですから、相手の方を向きます。その時に目が合っていないと話し手は「聴いていないんじゃ無いか」と感じて不安になります。耳の構造上、音声の発生源に顔を向けるのが理にかなっているわけで、聞き手としても自然に相手を見ることになります。目を合わせることは、それだけでコミュニケーションの1つになっている、ということですねぇ。

「子どもの目を見て話しなさい」というのは、今でもよく聴くフレーズです。なので、叱責するときに「先生の目を見なさい」とか「お母さんの目を見なさい」という決まり文句が出てくるわけです。

 ふりかえると、昔は「目を見なさい」と言っておきながら、自分が我慢しながら話すことが多くて、とても疲れました。目を合わせて話さなきゃいけないと思っていましたからね。経験を重ねて、目を見ていなくても効果が出そうなやり方ができるようになりましたけれど。

 「目を見なさい」と言われる側に立って考えてみると、目を見るだけでかなりの気力を使うので、他の事が鈍くなるように思います。せめて考えるときには、目を合わせることを強制しないで欲しいわ。

 かといって、目を使ったコミュニケーションが弱まるのもまずいと思います。子どもの遊びが、人と相対する遊びから画面と相対するものが多くなりましたよね。そりゃあコミュニケーションが弱くなるってモンです。

 授乳中にスマホをいじって赤ちゃんを見ない母の話を複数の方から聞いたのですが、流行っているのでしょうかね?ありそうな話ではありますが・・・。こうやって次々に目と目のコミュニケーションを育てる機会が奪われていくわけですね。

あれは1991年度だったかな

 当時、ジャニーズと言えばタノキントリオとシブがき隊しか知らなかったのですが・・・ものすごく詳しく話してくれる子がいて、SMAPとかV6とかTOKIOの話をしてくれていたような記憶があるのですが、あれは卒業してからだったのかしらん。おかげさまで、ジャニーズについて少し詳しくなりました。

 SMAPが一番のお気に入りだと言っていましたね。追っかけだったかどうかは覚えていませんが、かなり熱は入っていたように思います。確か、ベストフレンドが一押しだと言っていました。歌がとても上手な子でした。

 きっと今年はSMAP報道が気になった1年だったろうな。きっと今日の番組も見ているのだろうな。

歴史は変わりましたか

 今日、先輩と歴史上の人物画の話なんかをしていました。「昔と教科書の記述が変わっている」という話はよく目にしますね。

 源頼朝とされていた絵の今の表記は「伝源頼朝像」となっています。でも、本当は国宝に指定された半世紀以上前から、この絵のタイトルは「伝源頼朝像」だったということです。ということは、これに関しては正確に記述していなかっただけですね。

 「イイクニ作ろう鎌倉幕府」が「イイハコ作ろう」になりました。鎌倉幕府の成立年は、どの段階で幕府成立とするのか、いくつかの説がありました。1192年説、1185年説以外にもありました。これは解釈が新しくなったということになるのかしら。

 武田信玄像が畠山義続だとか、足利尊氏高師直だとか、肖像画については新たな説を読んでいると、納得してしまうことが多いのですが、確信が持てるかといえば、そこまでは・・・。でも、新説を唱えるには、今までの見方とは異なる見方をしなければできないと思います。既成のモノを疑いもせずに盲信していては見えないでしょう。

 真相、「こういうことだった」の答は一つのはずで・・・でもたくさんのブラックボックスが答を複数にしているように思います。新説が出るたびに、真相に近づいているような気がするのですが・・・

明治学院大学白金キャンパス2号館 午前9時

今日は東京でS.E.N.Sの試験を受けてきました。

ロマンスカーで朝食をとりながら、今までのレジュメを見て復習。こういう時は、やはりリッチにロマンスカーが良いです。

事件はその後です。いくつになっても地下鉄は分かりません。間違えてしまいまして、いつもと違う駅「白金高輪」に着いた私。地上に出て、ウロウロ。使い慣れないスマホで地図検索。自信は無いけど、こっちかなぁ・・・と歩き始めると声をかけられまして、これが同じ受験生なのですね。夏の研修で4班だった、10班だった、なんて話しながら、試験会場の明学大に着きました。

この時点で汗だらだらです。眼鏡が曇っちゃって、しばらく眼鏡は外していました。ほとんどぼやけてしまっています。でも受付はみんなが並んでいるので、一緒に並べば問題ないので、クリア。

教室に入ったのが丁度9時。全席指定です。ここで難しい問題が発生。椅子の背もたれと机との間が、丁度私の奥行きなのですもの。座ることは出来ましたが前傾姿勢がとれない!

まぁ、良い姿勢で書けばいいか、と思っていたのですが、試験前の名前を書く段階で、「やばい、見にくい!」

目と机は50cm程度の距離なのですが、一寸離れすぎだぁ。普段は眼鏡を外して、10cm位に近づけて書いているから、前傾姿勢がとれないのはマズいわっ!

それでも何とかやりましたが、もう目がショボショボ。それにしても、私は覚えることが苦手なんだなぁ。検査の名前とか人の名前とかなかなか出てこない。やっぱり試験は難しいなぁ。

試験自体はさておき(をゐをゐ?)、自分自身の支援について色々考えてしまいました。せっかく色々習っているのだから、自分にも活かしたいですよねぇ。

帰りは白金台から帰ってきました。ずっと「しろがね」だと思っていたのに、ふと駅の表示を見て「しろかね」だと気付きました。シロガネーゼっていうからさぁ・・・

スマイルクラブ

今期も始まりました。通級指導教室と地元特別支援学校の連携企画です。各学期末に開催して、今年で6年目だったと思います。単純に計算すると17回目になるのかしら?この間に形も変わってきましたが、私にとっては貴重なお勉強の機会となっています。

先月、3校の通級指導教室が、特別支援学校に集まり、教材研究しました。で、今回、初回を迎えたわけですが・・・

活動1 ねぇねぇ、なあに?

活動2 モヤッとボールクレーン

60分程度の活動時間でしたが、なかなか面白かったです。子どもたちも楽しそうに参加してました。本来なら同時進行で保護者のグループ懇談が行われるところですが、この日は参観になってしまいました。

子どもはいつもと違う環境の中で小集団活動を体験。保護者は同じような悩みを持つ他の保護者とともに、特別支援学校の教師とグループ相談。とても貴重な機会です。特に保護者のグループ相談に代わるモノは、ウチ単独ではできないモノです。

活動後には振り返りと次回の見通しのための話し合いをしています。研究会みたいで楽しいです。

↓活動2のセット

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昭和の終わりに

初任当時の校長先生がお亡くなりになり、昨夜葬儀へ行きました。

記憶力には自信が無いのですが、御遺影に手を合わせた時から、先生の声が頭の中で再生されていました。遅れていったので人がまばらで、ホールの中に居づらくなり、外に出たのですが、鐘の音が聞こえてきたので、足を止めてお経を聴いていました。

あの頃、とにかく分からないことが、たくさんありました。覚えるまでに時間もかかりました。理解するまでにはもっと時間がかかりました。やってみたいことは、いっぱいありましたが、それを全て消化するには力量に欠けていました。

色々教わりましたし、多分私の見えないところでもお世話になっていたのではないかと、今なら考えられます。

支援教育に誘ってくれたのも校長先生でした。怒らないことの大事さを語っていただきました。

お話しの上手な先生でした。私は先生のお話を聞くのが好きで、たくさん指導もされたはずなのですが、すぐに思い出せることが少なくて寂しいです。

私の人生はあと何年なのかなぁ

レジリエンスという言葉で考えたこと

 

 ネットを見ると、回復力とか耐久力とか復元力とか折れない心とか色々書いてありますが、先日読んだ本の中にあった「心のしなやかさ」・・・確かそんな感じの言葉が気に入っています。気に入っているのにはっきり覚えていないところが特性です。

 それにしても支援教育の用語は片仮名が多いですね。なれるとAlphabetや片仮名を使っていますが、はじめの頃は苦労しました。全部日本語にすればいいのに、と極端なことを口走っていたわけです。そういう態度が軟化してきたのは、いくつかの外国の言葉が過不足無く日本語になっているわけではないと気づけたからでした。

 障害には種類がある、と20年くらい前に習っていたんですが、そこに問題意識は持てなかったのでした。最近ですね、いくつかの言葉をまとめて「障害」と訳したんだ、と気づいたのは。しかも、言葉自体に批判が出ていますよね。「障碍」と記載したりするのが有名です。

 そういうことなら仕方が無いです。うまく和語で伝わらないなら片仮名やAlphabetで表記してあげようじゃありませんか。という風に考えたわけです。

 レジリエンスかぁ。レジスタンスと似ているなぁ。しなやかな心でいいんじゃないかなぁ・・・。